桜川市バス:桜川市役所岩瀬庁舎~筑波山口

JR水戸線岩瀬駅(茨城県)から片道約1時間。2019年4月乗車。

ヤマザクラGO
桜川市バス「ヤマザクラGO」。(2019/04)

16:00 桜川市役所岩瀬庁舎発 筑波山口行き

小山15:03発のJR水戸線友部行きに乗って、岩瀬15:45着。駅から数分歩いて、岩瀬庁舎に着いた。JTB時刻表には岩瀬駅と筑波山口の表示しかない。しかし桜川市ホームページを見ると、ここが始発であることが分かる。本路線は、桜川市バス「ヤマザクラGO」の名前を冠する。派手な塗装の専用車両が、既に停車していた。なお、運行を担うのは、関鉄パープルバスである。

水戸線の車窓から各所の桜の花が望まれたが、岩瀬庁舎の桜もよく咲いている。16:00岩瀬庁舎出発。始発から乗ったのは自分だけだったが、まもなく岩瀬駅で学生5人と大人1名が乗った。

岩瀬駅を発車後、水戸線を跨いで南下。左の山には山桜が見える。右には筑波鉄道廃線跡のサイクリングロードがまっすぐ伸びている。しばらくして左折。雨引観音に向けて農地の真ん中を走りだす。雨引観音は高いところにあって、狭い急坂を対向車に気を付けながら登っていく。カーブが連続、前面展望に夢中になる。時々現れる桜のトンネルが美しい。

雨引観音車窓
カーブと坂道が連続する。雨引観音付近にて車窓より。なお、雨引観音を経由するのは、土休日のみ。(2019/04)

雨引観音でバスの乗り降りは無かったが、駐車場は賑わっていた。そのあとは同じ道を下って、大曽根へ。この後いくらか降りる客がいて、真壁城跡。桃山学園を過ぎると、まっすぐの道を進む。まもなく乗客は私だけになった。椎尾(しいお)、紫尾(しいお)と続いて興味深い。旧酒寄駅跡というバス停は、筑波鉄道の現役時代を知らない世代にはうれしい。ずいぶん日が傾いたなと思っていると、まもなく終点の放送。鳥居をくぐると下り坂、目の前に筑波山口の大きな文字が現れた。終点、筑波山口着。1時間以上の長旅だったが、200円。

筑波山口
夕暮れの筑波山口。(2019/04)

17:35 筑波山口発 下館駅北口行き(筑西市広域連携バス)

筑波山口バスターミナルは旧筑波鉄道の筑波駅である。ホーム跡に植えられた桜も、よく咲いていた。

ここからは、複数のバス路線が出ている。せっかくなので、帰りは下館行きに乗ることにした。筑波山口に着いてしばらくすると、折り返し下館行きになるバスがやって来た。これも関鉄パープルバスの車両である。

筑西市広域連携バス
筑西市広域連携バス。筑波山口にて。(2019/04)

車窓からは、夕日が良く見えた。客の乗り降りは案外多くて、少し意外だった。約1時間の旅。終点では、10人程度の客が降りた。これも200円。

公開日:2019年07月05日

更新日:2019年07月13日

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