南越後観光バス:森宮野原駅前~湯沢車庫前
県境を越える路線バス。JTB時刻表に掲載。2017年大晦日に乗車。
15:10 森宮野原駅発 湯沢車庫前行き
越後川口で、13:02着折り返しのJR飯山線を待つ。やってきたのは一両編成で、座席はすべて埋まった。信濃川は、はじめは左に、次は右に見える。天気が良くてまぶしい。車窓は雪一色である。長野県に入って川の名前が千曲川に変わると、まもなく森宮野原駅に到着。14:19。ここでは越後川口行き列車との交換があった。
湯沢行のバスまで、一時間ほど時間がある。駅から少し歩いて国道117号線に出ると、千曲川を望むことができた。青空のもと、雪が輝いている。国道沿いに少し歩くと道の駅がある。そこで少しお土産を買ったりしていると、15時近くなった。駅に戻ると、客が二人待っていた。
しばらくして、空のバスがやってきた。津南の車庫から回送されてきたのだろう。東京では見なくなった、2段ステップを上ってバスに乗り込む。
バスは定時に発車。国道を快走する。県境を越えるといっても、バスはすぐに新潟県に入る。この辺りは豪雪地帯として名高い。雪の壁は、バス停よりずっと高い。スノーシェルターの下も走る。津南市街に入ると、やはり少し活気があった。町を過ぎると、またさびしい景色になってくる。
途中で右折して国道353号線に入ると、いよいよ峠越えになる。山も迫ってきて、だんだん標高も高くなってくる。清津峡が近く、つづら折りの道も、トンネルもある。見通しの悪い急カーブは、ゆっくり進む。すれ違う森宮野原行きのノンステップバスは、雪の中大変そうに見える。そして最後の長いトンネルを出ると、ぱっと視界が開けた。目の前には、西日を浴びた雪山が望まれる。今度は坂をどんどん下って、石打。その後は車の多い三国街道を南下して越後湯沢駅着。ここで自分以外の全ての客が降りて、バスは湯沢車庫へ。ほぼ定刻だった。910円。
大晦日の越後湯沢
越後湯沢駅は、スキー客であふれかえっていた。笹団子を買うのも大変である。もっとも、在来線に乗る客は少ない。上越線水上行き列車には、発車間際に乗ったが座ることが出来た。水上も雪だった。
公開日:2019年07月11日