若林の6E
まずは、筆者にとって最も身近だった、若林営業所の車両を取り上げる。小田急シティバス世田谷営業所の方が正確とは思うが、以下では馴染みの若林営業所と記す。
小田急バス B359

1990年式のP-LR312J。品川200か303。この新しいナンバーは、狛江営業所から移籍した車であることを伝えている。以下に示す車両も、全て同様である。撮影当時、B359は若林で一番古い車だった。なお翌2004年3月には、B360と共に狛江に戻った。
小田急バス B363
1990年式のP-LR312J。品川200か357。撮影した2004年7月、しばらくの間、B363とB365が営業所の脇に停めてあった。一か月前の2004年6月には、廃車作業を済ませたB364とB367が同じ場所に停めてあったので、もしや廃車かと心配したのを覚えている。実際には、翌年廃車になった。
小田急バス B364
1990年式のP-LR312J。品川200か358。淡島の交差点で右折するB364を狙う。画面右には、東急の中型車がわずかに見える。現在この車庫の位置には、東急バス淡島営業所の事務所が立っている。このB364は、2004年6月にB367と一緒に廃車になった。
小田急バス B365
1990年式のP-LR312J。品川200か360。昼間ながらライト点灯が嬉しい。画面右に見える日野の車は、渋82系統等々力行きの東急バスである。撮影の前年、2002年9月に大橋営業所が廃止され、それに伴い瀬田営業所へ移籍した車両だ。渋谷再開発で、右の東急プラザも左の歩道橋も無くなった。
小田急バス B366
1990年式のP-LR312J。品川200か361。やはり若林の車といえば、下61系統のイメージが強い。雨上がりの夕方、代沢十字路近くでB366を迎える。
渋54系統梅が丘行きのB366。神泉交差点右折の信号待ちで停車中。その後ろ姿を眺める。すでに撮影当時、多数のノンステップバスが玉川通りを行きかっていた。その中にあって、6Eボディは特別だった。
小田急バス B367
1990年式のP-LR312J。品川200か305。2004年6月、B367はB364と一緒に廃車になった。写真撮影に際して、営業所の方々には、大変お世話になりました。ありがとうございます。
B367の車内。小田急バスの緑色シートが並ぶ。写真撮影に際して、営業所の方々には、本当にお世話になりました。ありがとうございます。
小田急バス B368

1990年式のP-LR312J。品川200か468。右に見えるのは、東急バス淡島営業所の車庫である。雨の中、渋谷へ急ぐB368を眺める。
小田急バス B381

1992年式のU-LR332J。品川200か362。他のP代の車が除籍になった後は、若林唯一の6Eボディー車として活躍した。渋谷スクランブル交差点で見る渋54系統梅が丘駅行きのB381。撮影後しばらくして、渋54系統は玉川通り経由になり、道玄坂へ向かって左折する風景も過去のものになった。また今では、渋54系統便のほとんどが経堂駅行きになっている。
暑い7月の一日、淡島界隈を散策。東急バス若林折返所付近で、若林営業所から出庫してきたB381を迎えた。逆光だが、前照灯がアクセントになった。
夏の夜、渋谷駅で発車を待つ渋54系統のB381。広い西口バスターミナルの隅で、静かに発車を待つ。
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公開日:2019年08月05日