岡電の58MC
岡山駅前の楽しみの一つは、やはり岡電の58MC。今も多数が活躍する。2019年9月下旬、駅前ウォッチング。
岡山電気軌道(岡電バス)955: 岡山22か3889
1996年式のKC-MP。前面の看板ステー、バンパー設置のナンバー、そして従来塗装と、私にとっての岡電58MCのイメージにぴったりの一台。さりげないFUSO+MMCのエンブレムも輝いている。ライト点灯で申し分ない姿。58MCの飛び出たヘッドライトは、一昔前のバスの顔を思い出させてくれてうれしい。
岡山電気軌道(岡電バス)922: 岡山22か3489
1992年式のU-MP。早速前者の3889と比較、まず前輪付近に注目すると、本車両は尺が短いことが分かる。側面LED方向幕の様子も異なる。前面看板ステーもない。よくみると、ナンバーをバンパーに移設した跡も見える。また、後輪付近の塗装が剥がされ、広告準備車のようだ。このように、仕様の異なる58MCを一度に観察出来るのも、多数のMC58を擁する岡電バスの魅力。この車両は、撮影してから間もなく、除籍になったようだ。
岡山電気軌道(岡電バス)927: 岡山22か3595
1993年式のU-MP。この車両においては、ナンバーは標準位置に設置されている。何となくこれが、私にとっては落ち着く顔だ。左に写るのは、新塗装の岡電バス929:岡山22か3597だ。58MCが並ぶのは珍しくない。
岡山電気軌道(岡電バス)933: 岡山22か3657
1994年式のU-MP。左は岡電バス930:岡山22か3598。こうして58MCが並ぶのは日常風景。でもそれも、今だけだろう。新塗装か否かを気にするのはぜいたくな悩み。こうした風景を、いずれ喉から手が出るほど再現したくなるのは分かっている。
岡山電気軌道(岡電バス)890: 岡山22か3075
1990年式のP-MP。銀メッキバンパー、銀サッシの2段窓、そして行灯式の出入口表示と、一昔前の装備を今に伝える一台。今でも一般営業に就くことがゼロではないらしいが、滅多に無いだろう。しかし教習車として岡山駅にやってくる姿には、しばしば出会うことが出来る。
突き出たテールランプに、リアの銀メッキバンパー、非公式面にずらりと並ぶ銀サッシの2段窓。LED表示とはいえ、この車両の魅力は尽きない。
岡山電気軌道(岡電バス)959: 岡山22か3921
(追記)1996年式のKC-MP。58MC+MPに対して、エアロスターM+MPに出会うのはなかなか難しい。その中で、本車両は貴重だった。撮影当時はすでに一台モノだったが、どうやら月末辺りに除籍になってしまったようだ。約一週間の滞在中、ほぼ毎日その姿を見ていたので、残念だ。これが私にとって最後のカットになった。
公開日:2019年11月04日
更新日:2019年11月07日